CMF |
Cutting Master Formatの略。プレスマスターの受け渡しに関してDVDワーキンググループで策定しているフォーマット。DDP
Ver2.0フォーマットがDLTに限定しているのに対して、DVD-R等、いくつかのメディアを想定している。ただ、現状ではオーサリングソフトの出力形式や、プレスメーカーの受入フォーマットとしての対応ができていないので、その現実的な利用は近い将来に持ち越される見込み。
具体的には、DVD-Rの場合「For Authoring」のみの対応で、実際には、通常のDVD-Videoイメージ形式のブランク部分に、プレスに必要なコピープロテクション情報やリージョン情報を書き込んだ形式となるので、CMFフォーマットで記録されたDVD-Rは、通常のプレーヤーでも再生可能となる。(ただし、コピープロテクション、及びリージョン情報はあくまでもプレス用の情報であり、そのディスクがコピープロテクションされたり、リージョン番号を使用できるわけではない。)また、上記理由から、現状提唱されているDVD-R用のCMF形式では、片面1層ディスクのプレスマスターデータに用途を限定される事になる。 |