マルチパス |
可変転送レートによるエンコード作業で、複数回エンコードをおこなう方法。可変転送レートにおいては、限られたディスク容量の中で、映像のシーンごとに割り当てるビットレートの最適化をおこなうために、通常2回(パス)以上のエンコード作業をおこなう。最初のパスで画像の複雑さを解析し、情報量の時間ごとの変化を把握する。2パス目であらかじめ設定された平均転送レートになるように、1パス目の結果に基づいて実際にエンコードをおこなう。またさらに必要に応じてビットレートの最適化をおこなう目的で、3パス以上のエンコード作業をおこなうこともあり、このような機能を持ったシステムをマルチパスエンコーダーと呼ぶ。 |