マルチアングル
通常テレビ番組などでは、複数のカメラで同時に撮影した映像の一つを、番組ディレクターが選んで各家庭に送っているが、DVD-Videoタイトルには同時に複数のカメラで撮影したすべての映像が記録してあり、プレーヤー側で自由に選ぶ事ができるマルチアングル機能を使用したものがある。複数のカメラにより撮影し、それぞれカメラアングルを映像として収録できるようにしたところから名づけられた。なお、1つのシーンで最大9アングルまで記録できるが、素材となる画像データには、再生時間(フレーム数)、ビットレート(CBR、VBRの混在は不可)、GOPの構造と数などかすべて同じである等、一つの同じストリームで使用する際には制限があるので、特に素材画像のエンコード時には注意が必要。またマルチアングルには、再生時にユーザーのアングル切り替え操作に応じて、シームレスに切り替えをおこなう方法と、一時的にブランクが入った後に切り替わる(アングル切り替えと同時に音声トラックの指定も可能な)方法がある。